スミレ洋裁クラブ

魔女、妖怪のドレスお仕立ていたします。

共通のあこがれの喪失

イメージ 1
若い人たちの音楽は、インターネットの配信とか、CDとかでものすごく売れているらしい。わたしには、どんな曲がはやっているのかさっぱりわからない。まあ、氷川きよしとか、ジェロなんかの歌は時どきテレビから流れているので知ってはいるが。昔の事は言いたくないのだけれど、世代を超えてはやるという事は、現代はなくなっているようだ。昔は、ファッションでも、歌手でも、俳優でも、好きとかそうでなくてもジャンルを超えて世間に浸透していた。だから、美空ひばりをどう思おうとも彼女が歌謡界に君臨している事実。オードリー・ヘップパーンは、洋画を見ない人でも知っていた。越路吹雪は、宝塚を見たこともない人だって、彼女が宝塚の出身であることは知っていた。今は、世代間の共通のヒーローもファッションもいない。皆無ではないが、ほとんどがかく世代のみの支持で存在している。今は、そういう時代なのだ。個人主義の時代になり、みんながそろって同じ人やファッションにあこがれるという事はなくなった。だからこそ、歌手のライブでも同じ好みの人たちは集合し熱狂するのかもしれない。おそらく、商売もメディアもやりにくくなっているのだろうな。とはいえ、みんながそろって同じ現象にあこがれ熱狂するのも気持悪いし・・。何もかもが、解りにくくて、オバサンは目を白黒しているわけでありますよ。