スミレ洋裁クラブ

魔女、妖怪のドレスお仕立ていたします。

足の神様

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ある会報の手記を書くために、服部神社へお参りしました。場所は、阪急電車服部駅からすぐの所にあります。御祭神は、小彦名命(スクナヒコナノミコト)です。その昔、大宰府に左遷されて旅しておられた菅原道真公が、この地を通りかかった時に、持病の脚気で足がむくみ一歩も歩けなくなられました。その時、この神社のもとになっている祠にお参りして快方に向かわれたとの事。その後、無事大宰府に到着されました。道真公が亡くなられてから各地に天神信仰が起こり、路傍の小祠であったこの神社が道真公を合祀して「服部天満宮」となり人々の信仰を集めました。(服部神社由緒書きより) 神社のわきに、足の病気が治りますようにと願掛けのために履物などをそなえている場所があります。横に回ると明治、大正時代の人達が願掛けのために備えた鉄製や藁製の草履や草鞋もありました。現代と違い、外科の手術など思いもよらない時代。それらを見ていると、足の痛みに苦しんでいる人々の切なる思いがヒシヒシと伝わってきます。今も、足の病に苦しんでいる方や、足の故障に悩んでいるマラソン選手や野球選手たちがたくさんお参りに訪れています。私は、足が痛くてどうにもならなくなった時にお参りし、股関節の手術が無事にすんだ時にお礼参りに行きました。杖をついても歩けなかった私が、今杖もなしにさっさと歩けるのは「服部神社」のおかげだと思っています。(もちろん、手術していただいた先生のおかげもありますが)まさしく、苦しい時の神頼みでありました。苦しい時にだけお参りするという困った私にも、神様は願いを聞き入れてくださいました。アリガトウ・神様。